お葬式の困りごと:子どもの服装・数珠・忌引きについて
子どもの服装について
ある日のお電話にて
お客様(K様)は、家族の具合が悪化しており、葬儀の時、子どもの服装や数珠、忌引きについて疑問に思い、問い合わせをしました。
以下はお客様と当社支配人 田中との会話です。
祖父の具合が悪く、いざお葬式となった時、子どもの喪服というものを持っていないのですが、どうしたら良いのでしょうか?喪服は買わないといけないものですか?子どもは10歳です。
お子様の服装につきましては、一般的には、葬儀に参列する際の子供の服装に気を遣いすぎる必要はないと思います。お子様は10歳とのことですので、制服や落ち着いた色の手持ちの服で工夫し、カジュアルにならないコーディネートでよいかと思います。
お葬式の時の子どもの服装について
0歳・1歳・2歳の乳幼児 :
それほど気を使われる必要はありません。
黒・グレー・白など、落ち着いた色の服をお持ちでしたら、そちらを着せてください。
3歳・4歳・5歳・6歳 :
幼稚園の制服がある場合は、制服が礼服となります。
制服がない場合は、白いシャツ・グレーか黒のパンツ、スカート・ワンピースなどの組み合わせが良いかと思われます。
小学生 :
学校の制服があれば制服を着用し、無ければ落ち着いた色合いの服を用意します。
白いシャツ・グレーか黒のパンツ、スカート・ワンピースなどが良いです。
ポロシャツでもかまいません。
スカートを着用する場合は、丈が短くならないように注意しましょう。
落ち着いた色とはいえカジュアルな服装は避けましょう。
白シャツから肌着が透けないよう、肌着の色にも配慮する必要があります。
靴下は、くるぶしよりも上にくる長さを選びます。
短い靴下・裸足・女の子のニーハイソックス・リボンなどの装飾がついた靴下も避けたほうが良いかと思われます。
中学生・高校生 :
学校の制服を着用しましょう。
ローファーについては学生であれば問題はありません。
派手な色のリボンやネクタイの場合でも、制服であれば、そのままでかまいません。また、外しても問題ありません。
靴下はくるぶしより上にくる長さが良いです。
大学生 :
大人と同じく喪服を着用するのがマナーです。
急な不幸で用意が間に合わない場合は、リクルートスーツでも問題はありません。
ただし、スーツの色がグレー・光沢のある素材・ストライプの柄などの場合は別の物を着用しましょう。
大学生になった際に喪服を1着用意しておくと、突然の不幸にも対応できます。
小学生は学校の制服でかまわないんですね。
そうですね。制服は正装ですので、制服をお持ちでございましたら大丈夫かと思います。
あと、子どもにも数珠は必要ですか?
10歳のお子様であれば誤って飲み込むこともないですし作法としてお持ちいただく事をお勧めします。
お葬式の後も法要が何度もありますので、ご用意いただくほうがよろしいかと思います。
子どもをお葬式に参列させたとき、学校は欠席になりますか?
そうですね、忌引きになりますので、欠席扱いにはなりません。亡くなられた方とお子様の関係や学校などによって、忌引き扱いの日数は異なってきますので、学校へ欠席の連絡をするときに合わせて忌引きの日数をお聞きください。
忌引きについて
一般的に下記の日数になります。
<忌引きの日数>
・父母について : 7日
・祖父母について : 3日
・伯父伯母、叔父叔母または曾祖父母について : 1日
学校や幼稚園へ欠席の連絡をするときと合わせてご確認ください。
ありがとうございました。
何かご不明な点やご相談があれば、いつでもお気軽にご連絡くださいね。
田中支配人
居住地:長浜市
葬祭ディレクター1級 | ソニア支配人
葬祭ディレクター1級の資格を持ち、ソニアをまとめる支配人。司会からサービススタッフ、そして葬儀のプロデュースまで、あらゆる役割をこなします。何事にも全力で取り組み、華やかさと頼もしさを兼ね備えた存在です。